栄養士というのは、場所を問わず栄養についての知識を用いて、調理師や料理人といった作る側の人や一般の人にアドバイスすることを仕事としている人のことを指すものです。
その活躍の場は、非常に広く病院や学校給食センターなど簡単に思いつくようなところから、介護施設や公務員・社員食堂は勿論、自衛隊や警察についても専門の栄養士を雇っています。
また、それだけではなく、料理本を執筆したり、レクチャーを行ったりとかなりマルチに活躍できるのが今の栄養士であり、そのために人気も高いです。

国家資格

より専門性を高めた栄養士として、他の資格やさらに上位の資格を取得している栄養士の方もたくさんいます。
では、その栄養士とはなんなのでしょう。
この「栄養士」という名称は栄養士法という法律によって定められている資格のため、取得方法などがきちんと決まっています。

具体的には、国から指定されている専門学校及び大学で規定された期間(2年以上)を学び、その後自治体首長によって認められることで得られる資格となっています。この形式は学校教諭と同じ制度であり、もちろん必要とされる科目数や単位は違いますが、最終的に自治体によって認められることが必要な点において類似していると言えます。
さらに、栄養士の資格を有する者がさらに得られる資格として「栄養教諭」と「管理栄養士」という資格があり、いずれも栄養士の資格を持っていなければ資格を取得することができません。

そのうち「管理栄養士」という資格は、栄養士に関連した資格の中で唯一の国家資格であり、それだけに栄養士の中でも格別に高い扱いを受けられます。
今多くの需要が管理栄養士には見込まれており、実際の自分の生活にも役に立つ知識が得られるために資格の人気も非常に高いものになっています。

しかし、一方でその取得には栄養士の資格を持つこと以外にもいくつかの定められた基準があり、例えば、栄養士の資格を栄養士養成施設で2年以上修学して取得した場合には、その後さらに実際に栄養について指導に従事しなければ管理栄養士の国家試験受験資格を得ることができません。
他には、最初から管理栄養士を目指すことを前提に設立された管理栄養士養成施設を卒業することによって即座に国家試験を受けることができます。

難易度が高い

国家試験の合格の基準として定められているのが正答率60%というもので、毎年の合格率はかなり上下に差がありますが、およそ30%~50%程度となっています。これの難関を乗り越えることによって初めて管理栄養士の資格が得られるため、その資格の価値が高いものとなっています。
また、栄養士養成学校や管理栄養士養成学校は、近年は共学への切り替えが行われていますが、依然として女子校が多いです。

その上、校外実習が義務付けられていることや、授業の中でも多くの実験や実技が行われるために、
現在は夜間部や通信教育による就学は認められていません。
そのために、一度就職したのちに栄養士の資格を目指そうと思うと、退職をしてからじっくり腰を据えて挑戦するか昼間は栄養士養成施設に通うことが可能な職場への転職が求められることになりますが、管理栄養士の資格まで取ることができれば将来大いに活用することができます。