栄養士養成課程のカリキュラム

栄養士となるためには必ず厚生労働大臣認可の栄養士養成課程のある学校に通わなければいけません。
養成課程には最短2年の栄養士養成課程と、最短4年の管理栄養士養成課程がありますがいずれも厚生労働省のガイドラインに沿って各学校がカリキュラムを作成しており、どういった内容をどのくらいの時間をかけて学習するかが細かく定められています。

この栄養士養成カリキュラムは平成12年の栄養士法改正によって大幅に改訂されており、それまで曖昧であったために学校ごとにばらつきが見られていた部分がしっかり明確化されることになりました。

栄養士養成課程で学ぶこととなっている項目は多岐に渡っており、「社会生活と健康」「人体の構造と機能」「食品と衛生」「栄養と健康」「栄養の指導」「給食の運営」といった7科目を必須としてそれぞれ目標に到達するための学習をしていきます。

これが管理栄養士になると修了科目がぐんと増え、中心となる「基礎栄養学」や「応用栄養学」をもとにしつつ、「栄養教育論」や「公衆栄養学」といった実際の現場ごとの栄養の知識と、「社会・環境と健康」や「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」「食べ物と健康」といったかなり詳しい部分に踏み込んだ学習をします。

実習では栄養指導のアセスメントを行います

栄養士養成課程でも管理栄養士でも、机上の知識学習だけでなく実際の業務を意識した実習が多く行われます。
実習内容は管理栄養士養成課程の方がぐっと多く密度も濃くなりますが、栄養士養成課程でも栄養指導を模擬的に行います。

栄養士養成課程における実習の代表的な内容は栄養指導についてです。
具体的には栄養相談の受け方やアンケートのとり方から始まり、集めた食についてのデータからどういった改善が必要かということを提案していくことになります。

いわば栄養指導のロールプレイングといった感じで、学内インターンとして実際に栄養指導をしている現場に付き添いそこで指導を受けていきます。

もう少し細かく説明をすると、最初にデータ収集として対象となる人の身体状況(身長・体重・問診による健康状態など)を把握し、直近の食事内容を知るためのバランスチェックシートを作成します。

データは継続的にとるようにし、その人の食行動の分析をしてからどういったところに問題があるかということを突き止めそこからアドバイスをしていきます。

さらにそこで集めたデータはクラス全体のマスデータとして集め、集団として見た場合の傾向を探っていくというような研究に発展させていきます。

大学や短大によっては児童教育学科などが併設されていることもありますので、そうした学科の実習と平行してデータ収集や指導をすることもあります。