栄養士の資格は取ってからがスタートです

栄養士の資格を取得するためには最低でも2年、管理栄養士なら最低4年という非常に長い時間をかけて課程を修了しなければいけません。

養成課程ではみっちり時間をかけて栄養学や衛生学、人体のしくみなどを学習していくことになります。
しかし養成課程でいくら優秀な成績を修めたとしてもそれが現場で100%通じる知識になるわけではありません。
むしろ資格を取得し現場に出てからの方が本番と言ってよく、実際の業務を通じてどんな知識を経験値として蓄えていくことができるかということの方が重要になります。

当然自分自身で積極的に栄養や食に関する情報を集め、常に向上心を持って学習をしていくことが求められます。
社会にはどんどん新しい食品が流通していきますし、その時々で食に求めるトレンドも変化していきます。

そのため栄養士として長く仕事をしていくならば、既に持っている知識にだけ執着するのではなく時代の流れに逆らわず新しい知識をどんどん仕入れていくという向学心が必要になってきます。
そうした意識こそが栄養士として仕事をしていくにおいて最も需要な資質であり、また知識を補う重要な要素になると言ってもよいでしょう。

誤った健康情報を見分け正しい知識を提供する能力

栄養士としての専門知識が最も多く求められるのが学校給食の場面です。
学校給食は全国の小中学校で作成されたメニューを通し、子供の体に必要となる栄養素を補っていくものです。

色々な問題点が指摘されることはありますが、給食は子供たちにとって大きな楽しみになるものであると同時に貴重な栄養源です。
栄養士であるかどうかにかかわらずおそらく多くの人が、子供時代の給食メニューについて強い思い出を持っていることと思います。

学校給食を担当する栄養士の仕事では、単に栄養や価格ばかりにこだわるのではなく、いかにそれを食べる人が楽しむことができるかということを考える気遣いも求められます。

食べる人にとって楽しみのある食事を提供していくためには、栄養学だけでなく色彩や盛り付けなどの知識も必要になってきいます。
栄養士資格取得者がダブルライセンスとして取得するケースが多く見られているのが「カラーコーディネーター」や「色彩検定」といった色に関する資格です。

食品そのものの特長をしっかり理解するとともに、それをより美味しく見せるための知識もまたプロの栄養士としては備えておきたい資格です。

ここ近年では食のグローバル化が進んでおり、タイ料理やメキシコ料理など珍しい料理もごく一般的に食べられるようになってきました。
そうした新しい食についても積極的に学習することで、栄養士としてのスキルも高まっていくことでしょう。