男性の栄養士

栄養士は女性の仕事?

看護の仕事をする人を、以前は「看護婦」と呼んでいましたが、現在は「看護師」と呼び方が変わっていることをご存知でしょうか。
これには、看護の仕事は女性が行うものという風潮がありましたが、男女共同参画社会基本法が施工されたように、現在は性別に関係なく個人の職業を尊重しようという価値観に変わってきています。

栄養士と聞くと女性を連想する方も多いと思いますが、最近では男性が栄養士を目指すことも珍しくありません。
資格の名前こそ栄養士や管理栄養士のままで変化はありませんが、時代が流れるに従って、男性も栄養士の仕事を担うようになってきているのです。

しかし、価値観の変わったとはいえ、以前のように栄養士は女性の仕事という考え方もまだ残っているため、女性栄養士の占める割合が高いという現実もあります。
都市部では、管理栄養士の男女比率は少し女性が多い程度ですが、都会から離れるにつれて女性の栄養士さんの方が多いという特徴もあります。
実際に栄養士として働きたい方は、女性との付き合いを上手にしなければならないことも覚悟しなければならないでしょう。

性別で仕事に差はあるのか?

男性の管理栄養士でも女性の管理栄養士でも、基本的には業務の内容に変化はありません。
例えば、献立を考え、調理担当者に栄養指導や清掃指導をすることも同じですし、食材の仕入れに関する業務でも男女で変わりありません。
それでもあえて違いを挙げるのならば、男性の場合は力仕事を頼まれがちになることです。

職場にもよりますが、栄養士は大量の食事を出すことが仕事ですので、調理をする際には食材も大量に必要になります。
あまりにも重い荷物を運ぶこともあるため、その時には男性の力も必要になるでしょう。
また、男性は機械に詳しい方が女性よりも多い傾向にあるため、機械のトラブルに遭遇しても、男性自身で解決することも。これも男性特有の仕事になるといえます。

次に給料についてですが、これは男性でも女性でもあまり変わりはありません。

ただし、女性の場合は出産や子育てをする人が多く、なかなか仕事を長く続けられないケースがあります。そのため、出世は難しいとされていますが、その点男性の栄養士ではそういった懸念もありませんので昇進しやすいという特徴があります。
出世をすれば当然給料もある程度は上がりますので、女性と比較して男性の方が給料は上がりやすいということだけは事実です。

男性栄養士のメリット・デメリット

男性は、理論的な思考が得意という人やリーダシップ能力の高い傾向があります。
このことから男性の栄養士さんが職場に入ると、女性だけの職場よりも効率的に仕事をこなせたり統率の取れた仕事ができたりするというメリットがあります。
それに対しデメリットとしては、地方では男性の栄養士を雇ったことがないという短絡的な理由によって採用されない場合があることが挙げられると思います。

ほかにも、力仕事が多くなりがちな男性栄養士さんでは、労働面でツラくなることが多いといえます。また、栄養士の給料は現在も低いため、そこに不満を感じてしまうかもしれません。