衛生管理者

労働者

衛生管理者とは

衛生管理者は、働く人の仕事環境を保つ業務を担います。主な業務として、作業環境の管理、労働者の健康管理、労働者の作業管理の3点あります。

作業環境の管理は、文字通り、働くうえでの作業環境が整っているか、労働者に負担をかけているところはないか、作業内容、設備の衛生面などをチェックします。

また、労働者の健康状態も把握します。例えば会社で実施される健康診断を受信しなかった労働者のなかで健康診断より業務を優先させたという場合は、チェック対象になります。会社が労働者の健康管理のための対策をとっているか、必要な措置を講じなければなりません。

衛生管理者は、会社の規模によって異なりますが定められた事業場によって選任義務がつけられています。1つの事業場に労働者が50人以上働いている場合、衛生管理者を選任しなければなりません。人数だけでなく、企業全体の事業場も50以上で必ず1人は配置されます。

事業場の規模の程度については、厚生労働省が1972年9月に「事業場の範囲」で説明しています。それによると主に事業場所(場所的観念より)を決定。事業場は、同じ場所であれば原則1事業場とみなされます。事業場については、例外的措置もあり商品の生産にあたる事業と、昼間の昼食を作る人とでは行っている業務形態が異なり、これは事業場が2つと判断されます。

資格の取得方法

衛生管理者は安全衛生技術試験協会が実施する試験に合格し国家資格の取得を必要とします。衛生管理者資格は第1種衛生管理者と第2種衛生管理者に分かれており、それぞれの資格によって対応する業種が変わります。

衛生管理者試験を受けるためには一定の受験制限を満たしておくことが条件です。それぞれ教育機関を卒業した後に必ず労働衛生位の実務経験も求められますので、受験資格を得るには少し難易度が高くなります。以下を参考程度にしてください。

大学や高等専門学校、短大などを卒業した場合、実務経験が1年以上。
高等学校卒業では、実務経験が3年以上。
特に何もない場合には10年以上の労働衛生の実務経験が受験資格に必要。

試験は、関係法令(労働基準法、労働安全衛生法)、労働衛生、労働生理の3科目から出題されます。第1種衛生管理者は44問。第2種衛生管理者は30問、特例第1種衛生管理者では20問の構成で試験が出されます。特例第1種衛生管理者の試験時間のみ2時間となり他と比べて短いため時間配分には注意が必要です。

衛生管理試験に合格した後は、各都道府県の労働基準監督署に足を運び、免許申請書と必要な手続きを済ませて免許証を交付してもらいましょう。